2025.04.28

隠れた技が光る、奥深きロゴデザインの世界。vol.2

前回は、ロゴデザインとは何か？どんなものか？を少しご紹介させていただきました。その続編的な記事をお届けします。細かい話もしていけたらと考えていますが、まずはアカリヲの過去の事例からロゴデザインを紐解く内容をお届けしていきます。制作事例を交えて、意図や狙い、コンセプトを軸にした制作裏側を少しご紹介できたら良いなと思います。

あの有名企業のロゴに隠された想いや狙い

街で見かけるあのロゴやこのロゴ。自然と記憶に残っているもの、インパクトのあるもの、目を引くものにはしっかりとした理由がることがほとんど。多くの方が知っている有名企業のロゴからいくつか紐解いていきましょう。まずは、クロネコヤマトのクロネコマーク。ヤマト運輸をはじめとするヤマトグループ全体を代表するブランドマークです。親ネコが子ネコを運ぶさまは、「丁寧に荷物を運ぶ」という思いが込められています。ちなみに、このデザインの原案は当時の広報担当の娘さん（6歳）のスケッチだそうです。他の企業ですと、こちらも有名なAmazon。矢印は英語のアルファベットAからZを示し、どこへでも配達が可能というアピールが含まれています。さらに、お客様が荷物を玄関先で受け取った時の笑顔を表しているようです。有名企業・ブランドのロゴにはさまざまな想いや考えが込められています。注目してみると、なかなか興味深いですよ。

アカリヲもいろいろな想いや考えを込めています！その1

ここからは私たちアカリヲの制作事例を少し紹介できればと思います。

● 株式会社ハインツ・コーポレーションさま
〈ECサイト「Chatta」ロゴ・「ティダ」キャラクター創造〉

まずは、雑貨卸を展開している株式会社ハインツ・コーポレーションさまの自社運営するECサイトのロゴ制作。クライアントと会議・打ち合わせを重ねて生まれた「Chatta（チャッタ）」というネーミングやキャラ設定、サイト運営における想いなどをロゴも反映しています。ECサイトのマスコット的存在のティダ（キャラクターの名前）のフォルムにはこだわっています。まるっとかわいらしく、親しみやすいフォルムに。サングラスはあえてドット絵にし、アクセントと面白みを演出しています。ロゴタイプもティダのフォルムと合わせて丸みを帯びたかわいらしい雰囲気にしました。

https://chatta-hynts.com/

アカリヲもいろいろな想いや考えを込めています！その2

● Pâtisserie Lazry（パティスリーラズリー）さま
〈店舗名ロゴ〉

刈谷市のパティスリーラズリーさんのロゴを新調することに。クライアントとの打ち合わせにて提示された、「魔法使いのうさぎが営むケーキ屋さん」というメルヘンでファンタジーなオーダーにお応えするべく、試行錯誤を繰り返して誕生したロゴです。店舗名であるLazryの「L」、会社名Razryの「R」を盛り合わせる難題に取り組み、全体は「うさぎ」「L」の形になっており、構成するパーツが「ケーキ」のパーツのイメージとなっています。いろんな見え方ができて、遊び心が詰まったつまったロゴに仕上げました。このあたりは魔法使いっぽさにも繋がっています。担当デザイナー曰く、ロゴだけでなく、他の制作物への展開も考えられるようなデザインにこだわったようです。