新米デザイナー 今月の一冊 #02

新米デザイナー 今月の一冊 #02

デザイナーに欠かせない「センス」を磨く方法。
その方法の1つは「いろいろな本を読むこと」だと思います。
デザインの本はもちろん、デザイナーとしての生き方、学び方など
たくさんの「本を読む」を、新米デザイナーのマツモトが新米なりにお話ししていきたいと思います。

「配色デザイン見本帳 配色の基礎と考え方が学べるガイドブック」 伊達 千代

タイトル:配色デザイン見本帳 配色の基礎と考え方が学べるガイドブック
著:伊達千代 氏

 

かんたんに本紹介

定番のキーワード別の配色を並べるだけでなく、実際に配色をする方が自分で思いどおりのイメージの配色が作れるよう、配色を三段階で学び、使いこなせるように構成されています。色の基本知識をはじめ、配色例まで資料がとても豊富でとても見応えがありました。
特にチャプター3では結構マイナーな配色も載っているのでと読んでいてとても楽しかったです笑

なぜ気になったの?

この本は今まで存じ上げなかったのですが、弊社デザイナーのあさみさんからオススメされて拝読しました。
私の使う配色が結構偏っているというのもあったので(アンティークなものが好きなので配色が沈みがち…)気を遣っていただけたのでしょう…。
ありがとうございます…。あさみさん…。

読んだ感想・学び

配色って結構「なんとなく・感覚で」選んでしまいがちだと思うんです。
例えば、私が好きなアンティークは古いイメージがあるから茶色〜とか、濃い黄色〜とか。
この「なんとなくイメージ」を解明してくれたのが、今回ご紹介した「配色デザイン見本帳」でした。

趣味でアンティークな配色を使ったデザインを制作したとき、この本を参考にしましたが「アンティークな配色」がなかったため、見本帳の中にあった「手のぬくもりを感じる紙と布」のページを参考にしました。

なぜこのページを参考にしたかというと…

最初はこれだけの理由でした笑 漠然〜〜
少し「手のぬくもりを感じる紙と布」をイメージした配色について調べてみると、手仕事のぬくもりや人への感情、純粋さや愛情などといったナチュラルカラーの中に温かさが残る配色をイメージしているそうです。少しチラ見せ。

そして私が個人的に集めているアンティークの物にも「人が使い込んだ家具」「長年大事にしまっていた切手」などなど、人が大事にしてきたものや感情が乗せられているものが多いな、と感じます。

このイメージと「手のぬくもりを感じる紙と布」をイメージした配色とどこか通づるものがあり、「このイメージで配色していたのか!」「こういうことだったのかも!」と今まで潜在的に選んでいた理由がストン、と納得した気がしました。

なんとなくで選んでいた配色が、意味を持った配色にする手助けをしてくれた本で、また新しいことを学んだな〜と思いました。

結局誰にオススメ?

こちらの本は誰に対してもオススメです!配色に悩んでいる方はチャプター1から見ていただきたいですし、配色マスターの方には今まで使ってきた配色の答え合わせをしていただきたい…。内容も癖はないので、どなたにも読みやすいかなと思います。
また、前述で記載したように、「アンティーク」から1つ何かイメージし、それに関連した配色チャートを見つけていく…というように、勉強とはまた違った使い方も楽しかったのでオススメです笑
Pintarestなどの参考サイトだけでは得られないような情報も記載しているので、一度手に取ってみてはいかがでしょうか?

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