Le Yucca’s に恋焦がれて

Le Yucca’s に恋焦がれて

コピーライター小林です。
デザイン事務所アカリヲ・SENOBITOに関わるメンツのなかで
ただひとりの男です。
女性寄りの男性ではなく、あくまでふつうです。
今回は、少し女性に関連するネタでいかせていただきます。

ーLe Yucca’s は、レユッカスと読む

いま、一番欲しい靴のブランドです。

完全なる私欲・私見によるネタです。

「バッカス?」
いえ、レユッカスです。(カスしか合ってません。
ローマ神話に出てくる酒の神ではありません。

余談ですが、酒の神はバッカスとばかり思っていましたが、
どうやら「バックス(Bacchus)」と読むのが正解なようです。
※日本では英語読みのバッカスの方が馴染みがある…

少し気になって軽く調べてみると、
古代ギリシアでは、豊穣とブドウ酒の神にはディオニューソスが語られています。
その異名である〈バッコス〉がラテン語化し、
ローマ神話ではバックスとなったそう。
まったくもって余談ですね。失礼しました。

私の欲している靴のブランドは、Le Yucca’s(レユッカス)です。

ーLe Yucca’s のデザイナーが女性なのです

Le Yucca’s(レユッカス)は、
イタリア在住の日本人女性デザイナー・村瀬由香氏によるブランドです。
そう、私が欲しい靴をつくっているのは、女性。
女性がつくる男性革靴ということで、独特の雰囲気を放っています。

色っぽさ・上品さ・ヒールの高さ…など
いわゆる女性らしさを少し感じさせるつくりなんです。
とは言え、
すべての製品はイタリアの老舗「Enzo Bonafe(エンツォ・ボナフェ)」の工房で
職人により制作されている点などは男性にはグッとくるポイントでしょう。
男性革靴にありがちな無骨さは皆無。
なんなら女性が履いても違和感のない佇まいが特徴です。

しっとりしているような、凛とキリッとも感じさせるような、
無駄が省かれたシンプルの持つパワー…
そんなところに惹き寄せられました。

ブランド紹介を覗いてみると、女性デザイナーというだけではなく、
どうやら女性向けに男性仕様の革靴をつくっていたバックボーンがあり、
その仕様を再度、男性用にしているようです。
なるほどなるほど、納得のフィルター。
だからこそ独特の雰囲気が醸し出される訳ですね。

このデザイナーの方、
どうやらスポーツ用のシューズをつくっていた経歴があるそうです。
そこから導き出されたのが、

“人間が不快に感じるものは、つくらない。
人体学的に履きやすいと思うもの=結局は、それが美しいデザイン”

という解。素晴らしいです。

ーカテゴライズしなくてもいいとわかっていても…

時代はジェンダーレス、多様性、個の尊重といわれてから久しいです。
それは老若男女、幅広い世代で始まっています。
ランドセルの色、制服の自由化、男女で決めつけない体制や風潮が一般化してきています。

でも、
「男性靴はこうあるべき」「これは男性っぽいデザイン」「女性が着てそうな色」
と言った具合に、ジェンダーレスを理解はしているつもりでも、
どうしてもカテゴライズしがち。

既成概念や固定観念に縛られていないものづくりは、
私たちSENOBITOの目指すべき姿。
性別の境目がなく、誰もが着られるものをお届けしていきたい。
いまも未来も変わることのない美しさを
Le Yucca’s(レユッカス)は持っている気がします。
憧れます。

欲しいな、買おう。

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