アパレルブランド『SENOBITO(セノビト)』のはじまり
昨年の11月から、株式会社アカリヲの新事業として
アパレルブランドの『SENOBITO(セノビト)』をスタートさせました。
今回は、そのはじまりの話を少し。
京都の焼き鳥屋にて「服をつくりたい!」
もともと「服」は好きです。「大のおしゃれ好き!!」っていうほどおしゃれでもないですが、
私の気分転換はなによりも、街に出て新しい服をみてまわること。
自分の服でなくても、メンズもキッズもミセスも、どの売り場もぐるっと周ります。
子供が産まれてからは、特に子供服にも興味津々でした。
女の子のかわいい服は街にもサイトにも溢れているように見えるのですが
男の子の素敵な服って、なんだか探すのに苦労するんですよね、、
「もうちょっとこうだったらいいのにな〜〜」みたいな小さいお願いをしたい服ばかり。
この一癖、最高!と思える服はすべてインポート。
もっと気軽にデイリーで使えて、でも他にないグッとくる服ないかなーとずっと考えていて、、
それと同時に、うちのスタッフには独自のデザインをできるみんながたくさんいるのに
クライアントワークばかりで、好きなようにアウトプットできる機会ってないんじゃ?!という考えが重なり、
「オリジナルデザインで服、つくっちゃおう!」と思いつきました。
思いついたからには、私は猪のようにそれしか見えなくなり、突っ走ります。
そこからは検索の鬼になり、ひとりでもくもくと色々調べまくりました。
アイデアを練っている中、以前から予定していた、友人家族との京都旅行。
大好物である焼き鳥の美味しいお店で、お酒も進み、気分よくなったところで
その時には、私の頭の中を埋め尽くしている「服をつくりたい!」のアイデアを淡々と語っていました。
そんな時、「あ、私、一応服飾の大学出てるから簡単な服のサンプルとかなら作れるよ。」
、、、、、
「えーーー!!まじーーー!」
ってなりますよね。
はい、決定!パートナーみつけましたーー!
ほんとなにを始めるにも、いつも誰かの助けがあっての自分、、
ありがたい限りですね。(ひとりじゃなんにもできないですねってねぇ。)
考えれば考えるほど、簡単ではない
冒頭から、どこかで気づいている方もいるかもしれません、、
このご時世に「アパレル」を始めることって、どんなに厳しい道なのか。
焼き鳥屋でがっちり握手したパートナーと、週1度の打ち合わせをして、
本業の合間に企画書を作って、デザインを考えて、事業計画を考えて、OEMしてくれる会社に話を聞きにいって、、、、
ん、、?
なんか全然実現できる気がしない、、
世の中には素敵な服が溢れている、そんな中、他と差別化して発表できる服ってどんななの?!
あーでもない、こーでもないして右往左往している間に、
なんと1年経ってました笑
思いつきがすべての私には、遅すぎる!!
何度も何度も企画書も作り直し、色々な会社さんにどうにか希望の条件で制作できないか、聞いてまわりました。
そんな時、ネットで探して見つけた、関東のアパレル制作会社さんに出会い、
私たちはやっと重たい一歩を踏み出すことができました。
その会社さんは、全然すぐに利益にはならないであろう私たちの話をすごく真剣に聞いてくださって、
とにかく今は無理しすぎないように、たくさんは作らない方がいい、と助言を下さったり、
販売戦略はこんな方法があるよ、自分達はこうやって苦労してきたから、
など実践も交えたアドバイスをくださったり、、、
いままで全然相手にされず、どちらかというと煙たがられていた私たちにとって
神様みたいな方々に見えました。
「なんでそんな優しくしてくれるんですか?」と聞いたら
「いつかたくさん作れるようになって、私たちを卒業されるまで応援したいからです」と、、、
嬉しいお言葉に驚きすぎてぽかーんとしちゃいました。
いつか恩返しができるまでがんばります、、!!!と誓いました。
私たちもこんな会社になりたい、、大変勉強させてもらっております。
(でも、今現在はあーでもない、こーでもないと二転三転しまくって、めっちゃ迷惑かけてます、、ほんとすみません)
この夏から本格始動しました
色々ありましたが、私たちのペースで、私たちのやり方で、
なんとかこの夏から本オープンとしてスタートすることができました!
そして中でも、新しく作ったオリジナルテキスタイルのセットアップは
とっても好評いただいて、、涙
この日本のどこかで、このセットアップを着てくれているキッズたちがいるなんて、、
想像しただけで感無量です。
シーズンごとにデザインを用意する大変さを実感している真っ最中ですが、
たくさんかわいいデザインを生み出して、かわいいセノビトキッズを増やしたいと思います。
ぜひ『SENOBITO(セノビト)』一度のぞいてみてください!