
DX化が喫緊の課題…なんて言われるDXをデザイン事務所はどう考えるか
DX。改めて説明するなら、デジタルトランスフォーメーション。「企業がデジタル技術を活用してビジネスモデルや業務プロセスを根本から革新する取り組み」のことですね。便利になる・効率的になる・属人的ではなくなる…などを指すDX化。デザイン事務所も縁遠い話ではございません。課題解決の一助の存在と成り得るようにしっかりと把握・認識していきたい思いから、今回、取り上げてみました。DX!
DX化ってIT化とはまた違うのか?
効率化や省人化のイメージも強いDX化ですが、以前から耳にするIT化とは意味合いが違うのか? 一緒のような気もしますよね。でも、言葉が違うということと、近年強調されていることから、やっぱり意味や内容が異なります。まずは、IT化。「既存の業務プロセスは維持したまま、その業務の効率化・強化を図るためにデジタル技術やIT・データ活用を導入すること」を指しているようです。要は、根本は変えずにツールなどを導入して効率化していくこと。DX化は「人々の生活をよい方向に変化させ、製品・サービスやビジネスモデルの変革を起こすもの」のようです。両者の関係は密接でありながら、けれども一緒ではない…ということですね。IT化による変化は「量的変化」、DXによる変化は「質的変化」と表現されています。
デザインはDXにも欠かせないものに
IT化は、既存プロセスの生産性を向上させるための整備やツールの提供となるので、デザインを用いてわかりやすく、効率的な仕組みを構築することで、課題解決を行えます。この辺りはすでにアカリヲも数々のクライアントへ提供しています。では、DXはどうか。効率化や自動化だけではなく、根本的な運用の変更、企業・サービスの全体をドラスティックに変えるものとなると、まだそこまでの領域拡大は実現できていません。しかし、システムエンジニアリングや抜本的な仕組み改革、顧客との接客の仕方を改善する提案は、デザインやブランディングと密接でありそうです。この先、DX化が進む未来において最良のパートナーになるには、避けて通れない要素となりそうです。
とは言え、日本はDX化後進国!?
DX化のニュースを目にする際に同時にこんな見出しや言葉が一緒になっていませんか? 「2025年の崖」。経済産業省曰く、「日本企業のDXが進まなかった場合に予想される2025年以降の経済損失は最大で年間12兆円」…話が大きすぎてなかなかポカンとしてしまいがちですが、2025年以降毎年この額、凄まじいですね。この理由としては、企業のDX化が進まないのは、「既存のITシステムが老朽化」「それに伴う保守・運用にリソースが取られている」「新システムへの移行を決断できない」
などが挙げられているようです。つまり、DXの先延ばし・後回し。老朽化、見直し、脆弱、流出のリスクにより、データを活用できない体制となってしまうというわけです。デジタル競争に勝つように、ではなく負けないようにするためにもDX化は早々に取り組むべきものと言えます。大企業だけの問題でもなく、中小企業も。システム会社だけの話ではなく、デザイン事務所も。壮大な改革ではなく、自社を見つめ直すきっかけになるようなアカリヲなりのDX化をパッケージングしていこうかと企んでおりますので、乞うご期待!