8月ってどんなマンスリー?
1年とは365日のこと。1年とは12ヶ月のこと。この記事では、後者のマンスリーにこだわって紹介していきたいと思います。「〇〇月ってこんな月」「〇〇月って毎年こんなことが起こる」など、月単位で物事を考えたり、季節を感じたり、目標を立てる方もいらっしゃるかと思います。では、いきましょう、今月ってどんなマンスリー?
夏休みのイメージが強いけれど
8月と言えば、暑い夏真っ盛りのイメージが強いのではないでしょうか。とは言え、暦の上では秋へと向かうのも8月。8日の「立秋」、11日の「山の日」、そして、13~16日の「お盆」。暦の上では立秋から秋に入ることになっていますが、当然、まだまだかなりの真夏日が続きます。そのため、立秋以降の暑さを「残暑」とし、以降は「残暑見舞い」と言われています。8月唯一の祝日である山の日は、まだ歴史が浅く、海の日の対抗的なイメージしか持っていない方も多いと思います。古くから日本は国土のおよそ6~7割が山地。畏敬の念と恵みに感謝するきっかけにする日とするのが良いかと。そして、「お盆」。13日を迎え盆、15日を盆中日、16日を送り盆とし、盆棚をしつらえて供物を供え、盆提灯を飾ったり、迎え火や送り火などを行う地域が多いようです。
健康面でも風習面でも暑気払いは大切
このところの夏と言えば、温暖化の影響か気候変動によるものか、猛暑の激しさが死活問題になっていますよね。夏の暑さについて回る熱中症や夏バテに打ち勝つためにも、暑気払いはポイント。体に溜まった熱気をとり除き、夏を乗り越えるため、夏バテを防ぐ上でも食が進みやすい冷麦やそうめん、大人の方には体を冷やし利尿作用があるビールもおすすめです。また、古くから暑気払いに効果があると言われている瓜(西瓜・胡瓜・冬瓜・苦瓜・南瓜)や、風物詩と言えるかき氷などの氷菓子、夏の季語でもある甘酒などは定番として昔から馴染みの品々。8月と言えば夏休み、花火大会、高校野球、夏祭り、盆踊り、海水浴、プール、BBQなど屋外で楽しめるイベントが盛り沢山ですので、暑さ対策の一環で暑気払いを積極的に取り入れることを推奨します。
とは言え、 夏の終わりはなぜか寂しい
日照時間の長さと明るさから、活動的に過ごす時間が長く、またイベントも多いことから、終わりに喪失感を抱きやすいのかもしれません。夏の終わり・秋めいた頃になると、日の入りが早くなり、儚さを感じたり、もの寂しい気持ちになったり。お子さんにしてみれば、いつもよりお出掛けが多く、楽しかった思い出も沢山生まれたことで、楽しさを思い出すとより寂しく感じることでしょう。実質的に、暖→寒の移り変わりも、儚さを増幅させているのかもしれません。多くの学校で夏休みが終了する頃、新学期が始まる時期のことを処暑(しょしょ)と暦の上では読んでいます。暦上は秋、朝晩と日中の寒暖差が大きくなっていくため、この時期もまた体調管理にお気をつけください。