アカリヲのクリエイターが読みたい本 vol.6

時代が新しくなっても本の持つパワーに魅せられてしまうのが、クリエイターの性（さが）。
かつてのレコードやCDのようにジャケ買い的にビジュアル先行で購入したもの、好きな作家の新作または名作、自己啓発本、芸人本、洋書、デザイン本など、なんでもアリ。
その人を知るには、どんな本が好きなのかを知ればわかる…という話を聞いたことがあるので、やってみようかと思います。

紹介者：河瀬　佳香
紹介する本：「人生は“気分”が10割 最高の一日が一生続く106の習慣」

この本を選んだ理由は？

ついに自分にバトンが回ってきてしまいました…期待に応えられるかの不安です。決して後ろ向きではありません。今回は、あおいちゃんの期待（？）に応えるために、気合を入れて本屋へ。本当に久しぶりに活字に触れるので、この機会に素敵な言葉に巡り会えればと思いながら入店。最初に目に飛び込んできた「人生は気分が10割」がとても気になり、「そういえば、ここ数年を思い返すともうずっと毎日が楽しいと感じられているな」と。「いつからそうなったのか？ 」を自分なりに考えてみると、そう強く感じるようになったのはアカリヲへ転職してから。自分の心に余裕ができ、仕事もプライベートも楽しめるようになった気がしています。このタイトルの考え方は、今まさに私が感じていることかもと思い、直感で選んでみました。

読んでみた感想は？

読み進めていくと、そこにはその日を最高の一日にするための習慣が106個書かれていました。中には普段から無意識的にやっていることも書かれており、「私もいつの間にか人生を楽しくする方法を身につけていたんだ」と少し自画自賛モードに。ともすれば、ただ自分を甘やかしているだけかなとも思っていましたが、人生を楽しく生きるには大事なことだったんだなと思い、これからも習慣化していきたいです。せっかくの人生なんだから、仕事もプライベートも楽しんでいきたい！ 毎日心穏やかに楽しく過ごしたい！ 改めてそう思わされました。この本は、自己肯定感が上がる一冊です。

ひとつ気になったものをご紹介。

特に印象的だった「このマインドって、良い習慣だったんだ」と思ったものをふたつご紹介します。

ひとつ目は、「自分なら大丈夫」と思ってあげる。
大丈夫ではなくても、大丈夫と自信があるフリをして、暗示をかけることで無理やり大丈夫にするーーー
自分の気持ちの持っていき方でダメになったり、良くなったりすることは多々ありますよね。大丈夫でなくても大丈夫と暗示にかかったふりをしてあげて、自分を騙すのも時には大事。自分で自分をあきらめないようにしたいなと思いました。

ふたつ目は、いつもの「当たり前」から自分を褒めてあげる。
これ、実は自然とできるようになっていました。どんな小さいことでも毎日の目標を立て、それを実行することで自分に自信をつけていくーーー昨日より早く寝たり、スキンケアを頑張ったり、掃除をしたり。世間的に当たり前のことができただけでも自分を誉めることは大事です。毎日感謝していると、良いことばかりへ目がいくようになりましたし、何より気分が良いのです。

今後、読んでみたいと思っている本は？

次というより、いつも探しているのですが、アーティストやデザイナーのかわいいグラフィックとか、文字組がかっこいい本を見るのが大好きなので、ツボな本を見つけたいです！ 見ているだけでワクワクするし、たくさんインプットをしたいので、そんなものを見つけていきたいです。前回紹介をしていたあおいさんが「新米デザイナー　今月の一冊 #04」の記事で読んでいた水野学さんの「センスは知識からはじまる」が気になっています。デザイナーをやっているとよくセンスがあると思われがちですが、もっと思考的な部分が大きいかなと個人的には思っているので。身になる、糧になる本と出会えることを楽しみにしています。

次回担当するスタッフは誰をリクエストしますか？

アカリヲのデザイナーはこれですべて網羅しましたので、ひとまずこのシリーズは結びとなります。今後もデザイナー目線のものの選び方や日々のインプットに関する記事をお届けできればと考えています。