デザイン事務所が話す、デザインの可能性 vol.2

デザイン事務所が話す、デザインの可能性 vol.2

「デザイン事務所、デザイン会社ってどうなの? どんな感じ? 」と聞かれること、思われていること、多いんですよね。そもそもデザイナーと聞いて抱かれるイメージも人によってバラバラ。でも、デザインってすごいんです! ってことを知ってほしいんです。決して私たちデザイナーがすごいのではなく(世の中にはすごいすごいデザイナーの方もたくさんいらっしゃいますが)、デザインが持つ力のこと。そのあたりをご紹介できればと思っています。

デザイナーと聞くと、どんな人をイメージされますか?

デザイナーと聞いて、グラフィックやWebのデザインを行っている私たちのことをイメージされる人って案外少ないようなんです。お客様をはじめ、この業界外の方と知り合う機会に職業のことをお伝えすると、「デザイナー…アパレルですか? 」となることが多いんです。洋服のデザインをするデザイナーのイメージですね。
一般的にはそちらの方がデザイナーというイメージなのかもしれません。こんな話を持ってきたのは何も悲観的な話ではなく、人々が持つイメージをどう捉えて、どう覆していくか、ここに面白さを見出せているかどうか…そこが大切になると考えているからです。
イメージ通りなことが良いこともあれば、イメージを超える・違うことの方が価値が高いときもある。決めつけることなく、柔軟であることをアカリヲは尊重していきたいですね。

できないと感じたからプロに頼んでいる

企業やお店のから「…ということなんですが、どうしましょう? 」や「…という状況なんです。〇〇のようにできませんか? 」と、課題や現状をお伝えしてくださることが多いです。その際に交通整理のように課題や現状を整えたり、「それよりも□□の方がいいですよ」と進言したり…をまず行うのではなく、「まずは、やってみましょうか。良い提案をお持ちしますね」と求められていることをやるようにしています。
「だって、デザインの力を求めているのだから」というマインドで。困りごとに、まずは応える…それを求めている方ってかなり多いと思います。
もちろん、答えを知りたくてプロに依頼することもありますが、困りごとの解決が一番。プロならオーダーにまず応える、を大切にしています。

デザインするために必要なこと

デザインと聞くと、整えたりあしらったり、印象を良くしたり。外的要因が強いと思います。けれども、テクニックやスキルの話ではなく、課題や問題点を判断する力や見つける力、必要なものを要求する力、説明力、必要不要の決断を下す力など、さまざまなものを備えていないといけないと考えています。
出されるお題をクリアするだけは、オペレーター的なデザイナー。下積みや若手のときはそれも重要だと思いますが、お客様の要望を超えるには、打ち合わせ時に必要なことを聞き出すヒアリング力、求めているものを見つける力、抽象的な話をキャッチする力などが不可欠です。
デザインすることももちろん大切ですが、デザインするために必要なことも沢山あると。下処理や事前準備に注力できるデザイナーであり続けたいと思います。

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