アカリヲ的ブランディング・ポイント vol.2
ブランディング、昨今いろんなところで耳にします。皆さんはしませんか? ブランディングの対象は、そもそものブランドの他にも企業・商品・サービス…など、多岐にわたります。
いつぞやまではコンサルティングやプロモーション、マーケティングが先行しがちであったのですが、最近ではクリエイティブを重視し、想いや考えを反映させ、ユーザーとつなげるデザインが大切にされています。そこでデザイン会社であるアカリヲもいろいろな方々をお手伝いする機会が増えてきたというわけなんです。
そもそもブランディング…のおさらい
前回のvol.1では、「ブランディングとは? 」「プロモーションとの違い」「アカリヲスタイル」に触れてご紹介をさせてもらいました。ですので、改めて「そもそもブランディングって…」の部分からおさらいできればと思います。
ブランディングとは、ブランドをつくっていくこと、育てていくこと、皆さんに知ってもらうことなどが挙げられます。人に例えると、その人をより魅力的にすることでしょうか。プロモーションなどは着ている洋服をアレンジしたり、スタイルチェンジしたり、と外見的要素や一時的・瞬発的に変更できる点を改善していくイメージですね。
ブランディングは、その人自身を変えていく…肉体改造や体質改善、筋トレのようなイメージが近いかもしれません。どうでしょう、なんとなくイメージできてもらえると幸いです。
ロゴ変更=ブランディング!?
業界のなかにも「ブランディング? ロゴ変えてイメージ変更しておしまいでしょ」という乱暴な考えを持っている方も少なからずいらっしゃいます。ときにお客様のなかにも「ロゴは変更したくないのですが、可能でしょうか? 」と、ブランディング=ロゴのイメージをお持ちの方もいらっしゃいます。
これは、企業や団体、ブランドのイメージを表現しているものが、ロゴであるということが大きいかもしれませんね。それだけロゴは人々の目に映り、そのものを表現する大事なデザインツールということでもあります。
でも、ロゴを変えてしまえばブランディングは成功する、という安易な発想に陥ってしまってはいけないとも強く思っています。あくまでもロゴは、ブランディングの一部。なかにはロゴ変更をせずにブランディングを行うケースもあります。
盲目的にならず、視野を広く、さまざまな知見を持ち、判断できるデザイン事務所でありたいものです。
アカリヲが大切にしていること
「大切にしていること」と問われたら、デザイン事務所であるので何よりもデザインを大切にしていきたいと強く思っています。デザインの力ですね。簡潔に伝えてしまうと、「外見だけ整えた中身のないもの」と捉えられてしまうかもしれませんが、決してそうではありません。どちらかと言えば、内からにじみ出てくるものを拾い上げ、それを具現化する…そんなイメージが近いかもしれませんね。
だからこそ、ヒアリングを重要視しています。対象となる方とはしっかりと時間をかけていろいろなことを聞き出します。答えを見つけるためにヒントを聞くのであって、答えをそのまま聞くのではありません。
ここは、誤解のないように。答えはすでにあることが多いですが、すんなりとは出てきてくれません。御用聞きにならないように、理想を押し付けるようなデザイン事務所にもならないように。