子供服デザイナーの本棚 #02
はじめまして。
私たちデザイン事務所アカリヲが運営するベビー&キッズブランド「 SENOBIO < セノビト > 」を担当しております、オガサハラと申します。
私の業務は、テキスタイルデザイン・SNS運営・EC運営・ショップスタッフ・卸業務……と多岐に渡ります。
ここでは、そんな私の本棚をご紹介。
時には、先輩デザイナーから受け継いだ本を。時には、自ら見つけたビビビ!ときた本を。
私のような新米デザイナーさんから、何かショップを始めようと思っている方まで…
そんな皆さまと新たな本との、素敵な出会いの場となればうれしいです。
それでは、本題へ…!
「バナナの魅力を100文字で伝えてください 」 柿内尚文
簡単に本紹介
なんともキャッチーなタイトル。
気になるけど…バナナに意味はあるのか…?単によくある説明のコツ集かな…?それとも、魅力的に伝えるための盛り方…? なんて侮っていたら大間違い。 この本は、 “ 話を盛ることや無理やりイエスを引き出すためのものではなく、伝えたいことが相手にちゃんと伝わる ” ための方法の本。
クイズから始まり、時には「こういうことってありますよね」と寄り添ってくれ、これは⚪︎⚪︎な法則で解決!と楽しく解説してくれます。
これなら、繰り返し読んで身につけることで「伝わる」方法が上手くなりそう、そう感じました。
なぜ、気になったの?
今回は、代表の阿久津より勧めていただいた一冊。
セノビトでは、主にECサイトをメインにしておりますが、POPUP STOREを開催させていただくこともあります。どちらにおいても、やはり見てくださるお客様へ「商品の魅力を伝える」ことがブランドとしての第一歩。
これはブランドを運営する上で、押さえておきたいポイントのひとつ!
お気に入りポイント
「伝える」ではなく、「伝わる」ための方法
この本の前提のテーマとして何度も出てきたのが、「伝える」ではなく「伝える」ということ。
「伝わる」=相手が理解すること。伝わっていなかったら、無かったことと同じ。「伝わる」ことが上手い人は、相手ベースで考え、相手の頭の中に見える化させるために様々な手法を取ってみる人だそうです。
「 言ったじゃん!」つい、そんな考えに至ってしまいがちですが、” 言ったか・言ってないか “ではない。目的は「伝わる」ことなのだから…!と。(相手が忘れっぽかったとしても、自分も含め人間は忘れっぽい生き物なので)
心にグサァっと。反省あり、気付きありの序章でした。
会社でも、接客でも、日常でも。
たとえば 「 ネーミングの法則 」は中でもお気に入り。これは名前をつけることで、愛着が湧いたり、目的が明確になったりし、魅力が大きくアップするというもの。例えば、「企画会議」を「すごい新企画を考えちゃおう会議」とスケジュールに入れちゃう、とか。一見会社での事案に見えますが、これは友達間で盛り上げる時などにも使えそう。(他にも色々な例が書かれていました)私も脳内はキッズなので(見た目もか)、〇〇大作戦!なんて予定ができたらうきうきしちゃいます。
なんていうように、「伝わる」ための方法を取ることは、いわば素敵なコミュニケーションを取ろうとすること。つまりは、素敵な人間関係を作るための方法でもあるのかも!
接客や会社などでなくとも、日常でも使えるのではというポイントもたくさんあるように感じました。コミュニケーションに悩んでいる方にも、おすすめかも。
誰におすすめ?
こんな人!
▪︎オリジナルショップを始める方
▪︎コミュニケーションに悩んでいる方
▪︎接客業の方
あ、そうそう、この本のタイトルがなぜバナナなのか。なぜこのようなタイトルになったのか。その秘密も、この本に隠されていました。
気になった方はぜひ、手に取ってみてください。
\ よろしければぜひ、セノビトもチェックしてみてくださいね。/