アカリヲのクリエイターが読みたい本 vol.6

アカリヲのクリエイターが読みたい本 vol.6

時代が新しくなっても本の持つパワーに魅せられてしまうのが、クリエイターの性(さが)。
かつてのレコードやCDのようにジャケ買い的にビジュアル先行で購入したもの、好きな作家の新作または名作、自己啓発本、芸人本、洋書、デザイン本など、なんでもアリ。
その人を知るには、どんな本が好きなのかを知ればわかる…という話を聞いたことがあるので、やってみようかと思います。

みんなの映画100選

紹介者:松本 蒼依
紹介する本:「 みんなの映画100選 」著:鍵和田啓介 イラスト:長場雄

 

この本を選んだ理由は?

唯乃さんから「普段はどんな本を選んでいるのかとっても気になる!」とバトンを渡されましたが、おそらく唯乃さんをはじめ皆さんが思っている通り、これまでに10冊ほどしか読書実績がございません…ので、おすすめするのもおこがましい私でございます。それに、持っている本はサスペンスホラーや好きなアーティストの著者など、偏りがあるのです。今回ピックアップしたものも「本…?? 」という感想を持たれてしまうかと思います。しかし、こういうものにしか触れてこなかったのも、私の人生でございますのでご容赦ください。

読書経験が少ない私は、本の内容というよりも、表紙や著者で本を買ってしまいがち(いわゆるジャケ買い・ビジュアル買いタイプです)。こちらの本も表紙や形がカワイイこともあり、ビジュアル買いしたものです。まず、綴じ方が無線綴じになっていて、背の部分が無い。その代わりに帯が背の役割になっており、蛍光オレンジの紙が使用されているなど、こだわりが感じられました。表紙の長場さんの「レオン」のイラストがカワイイのも理由のひとつです。

読んでみた感想は?

元々、父の影響で本よりも映画を観ることが多く、「映画に関するものを一冊は持っておいた方が良いかな? 」と思って購入したものが今回紹介している本です。内容は長場さんのおしゃれな絵と鍵和田さんがセレクトした名言、簡単なあらすじ、見どころポイントが書かれています。有名な作品で観たことのある映画の中にも、ハッとさせられるような言葉がたくさんあり、当時は何気なく観てしまっていた作品でも、改めて文字としてセリフや言い回しを見るとグッとくるものがありました。
ちなみに「レオン」の好きなシーンはゲイリー・オールドマンがシャラシャラな暖簾をくぐるところ。私も暖簾をくぐる時にいつもやっています(笑)。

ひとつ気になったものをご紹介

特に印象的なものを例に挙げると、「プラダを着た悪魔」から。“君は努力をしていない。愚痴を並べているだけだ”というセリフですね。このセリフを見た時に、アカリヲへ入社する前、仕事をしながら書類選考に必要なポートフォリオや履歴書などを必死に準備していた時を思い出しました。当時の私はDTPに関係する仕事をしていたのですが、その仕事から帰ってきた後に、まだ自分の実績がないためとにかく自主制作をし、ポートフォリオをまとめていました。自分の時間が単純になくなるわけですから、疲労とストレスが溜まっている状態に。それでも、「私なりに頑張らないと、デザイナーには絶対なれない!! 」と、もがいていたあの頃…。主人公が「必死に努力した自分を認めてほしい…」のようなことを言っていましたが、「わかる」と思いつつ、そんなことを思っている時点で努力が足りないんだな、と思いますし、あの時よりももっと努力しないといけない、とも思えました。これからも猪突猛進に頑張りたいです!

今後、読んでみたいと思っている本は?

芥川賞の候補作であり、クリープハイプの尾崎世界観が著した「転の声」です。好きなアーティストの著書のため、あらすじノールックで買うことが決定しております! 短編だと聞いているので読みやすそうなところも私向きかなと。いつもそんな感じで決めています(笑)!

次回担当するスタッフは誰をリクエストしますか?

次はよしかさん、お願いします!
以前、話していた記憶だと「あまり本は読まないな〜」とおっしゃっていたので、そんなよしかさんがどんな本を紹介するのか気になります! 同じ非読書女子としても気になるのでどんな観点・角度でセレクトされるのか、期待をしています。

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